肝斑

2010年11月28日

肝斑は、30歳以降の女性5人に1人は存在するといわれる比較的よくみられるシミです。

頬骨の部分にできやすく、左右対称に地図状にひろがる特徴があります。

原因はまだはっきり解明されていませんが、こするなどの慢性的な刺激、紫外線、女性ホルモンなどが原因のひとつとして考えられています。

まず、こすらないこと・日焼けをしないことが大切です。薄くしたい一心で化粧品をすりこむ人がいらっしゃいますが、うすくなるどころかすりこむことが刺激になり逆に濃くなってしまいます!

レーザーや光治療は濃くなるリスクが高いため通常あまり行われません。

ビタミンCやトラネキサム酸の内服が肝斑に効果的といわれています。

薄くなっても、内服を中止すると再発することが多いので、飲む量を減らしながら継続していく必要があります。

当院ではさらにケミカルピーリング・イオン導入をお勧めしています

ケミカルピーリングとはフルーツ酸といわれる酸性の薬剤をカオ全体に塗り、古くなった余分な角質をはがす処置です。

古い角質がはがれると、肌のターンオーバーが促進し色素の排出が促され、肝斑がうすくなる効果があります。 当院では肌状態をみながら、酸の濃度や種類・酸をのせる時間を微調整することで1回1回の効果を最大限に引き出していきます。さらに美白効果の高いビタミンCのイオン導入を行うことでより美白感が高まります!!

ただ肝斑はいづれの方法で治療を行っても、治療をやめると再発しやすいシミです。気になる間は薄くなっても治療を続けていくことが必要です。